京都自動車専門学校の1年生は,2024年8月20日~8月23日でグループに分かれて,アーク溶接の実技講習を猪熊校舎で受けました。最終日には,実習で学んだことを活かしながらテストに挑み,全員合格できました。
本校のカリキュラムには,「アーク溶接等の業務に係る特別教育」という講習があり,溶接機器の取り扱い方法や作業の方法,関係法令等を学ぶことができます。
アーク溶接とは空気中の放電現象(アーク放電)を利用して,同じ金属同士をつなぎ合わせる溶接方法。電気を使い溶接する比較的手軽な溶接方法ですが,感電や爆発などの大きな災害につながることもあります。学生たちは,道具の取り扱いには特に注意しながら,実技に取り組んでいました。アーク(アーク放電)を出すのに少しコツが必要ですが,先生からのアドバイスにより徐々に作業がスムーズにできるようになっていました。
本校には実習設備も揃っているので,いつもの環境で安心して楽しく,けがもなく無事に講習を終えました。講習中は,技術を身につけたいという学生たちの意識の高さも垣間見られ,テスト合格により二級自動車整備士試験に向けたこれからの勉強への励みになった様子でした。
9月には「電気自動車の整備の業務に係る特別教育」の講習があります。
京都自動車専門学校では,自動車整備士以外にも現場で役立つ資格や自動車の自動運転化,電子制御化に向けたIT関連の資格も取得可能です。
アーク溶接の実技講習に臨む京都自動車専門学校の1年生(2024年8月22日,猪熊校舎)
先生から溶接のコツをしっかり学びました
実技テストについて説明。少し緊張気味な学生
実習は少人数でするので安心