京都情報大学院大学(KCGI)と京都コンピュータ学院(KCG),京都自動車専門学校(KCGM)の2021年度学位授与式・卒業式が2022年3月19日(土),サイバースペースで挙行されました。新型コロナウイルス感染予防のため,学内大ホールでの開催を見合わせ,長谷川亘KCGグループ統括理事長と茨木俊秀KCGI学長が,動画配信を通じた式辞で一人ひとりにお祝いと励ましの言葉を贈りました。式典後の祝賀会もオンラインで開催されました。長引くコロナ禍と先行きが見通せない社会情勢下にあっても,確かなITや自動車整備の知識と技術,社会人となる高い資質を身につけた修了生・卒業生たちは,自信を胸に,希望で目を輝かせ巣立ちました。みなさん,誠におめでとうございます。これからのご活躍を心からお祈りいたします。
式辞で長谷川統括理事長は,新型コロナウイルス感染症の拡大防止と,修了生・卒業生やその家族,関係者の健康と安全を考慮し,式典をサイバースペースで挙行したことを説明。続いて「みなさんは本学において,社会の軸となり人々の助けとなるような,ITに関連するさまざまな知識・技術を修得されました。学んだこと,経験したことのすべては,これからの人生において,苦難に立ち向かいながら未来を切り拓くための,確かな指針になることでしょう。IT分野は今後も目まぐるしく進歩すると思いますが,さらにスキルを磨き,より良い社会の実現に向けて貢献していただきたい」と求めました。そして「みなさんは,5万人以上の卒業生・修了生による人的ネットワーク,いわば『KCGファミリー』の一員でもあります。社会のニーズに応える人材を多数輩出してきたKCGグループは,各界から高い評価をいただいています。卒業生・修了生同士の横のつながりのみならず,先輩・後輩の縦のつながりも大切にして,互いに協力し,助け合いながら,人生をより豊かなものにしていただきたいと願っています」と期待を述べました。
茨木学長は,「みなさんは, これから社会に出て活躍されるわけですが, まずこの(新型コロナウイルス)パンデミックを克服するために, いかに貢献できるかが課題になるでしょう。それだけではなく,みなさんが解決を目指さなければならない大きな問題は,この地球上,いくつも待ちかまえています」と,気候変動や人口問題などを指摘。「みなさんは本学で,新しい時代のカギとなる ICTの知識を得ました。力を合わせて,問題解決に向かって,しっかり活動することが求められているのです」と励ましました。そして「我々の社会は,今,変化のただ中にある。変化の時代は,見方を変えると,大きなチャンスが生まれる時代でもあります。ICTの世界は大変変化が速いですから, 本学で得た知識のみに安住しないで, 常に新しい知識を吸収して, ご自分をアップデートすることです。みなさん方が, 時代の変化を見逃さず,やって来たチャンスに積極的にチャレンジし,成功を勝ち取ることができるよう, 心から願っています」と力を込めました。
修了生・卒業生を代表してKCG情報処理科の小菅さんが「私は,声優になる上で必要な基礎を磨くだけでなく,コンピュータの知識もしっかり学ぶことが出来る,この京都コンピュータ学院情報処理科 IT声優コースに入学しました。この2年間で発声,滑舌や演技といった声優として基本的に必要なスキルと,ウェブビジネスやITの活用方法といったコンピュータの知識とを修得することができました。学内で開催されている声優プロダクションのオーディションでは,『特待生合格』という最高の評価をいただき,養成所への入所も決まっています。常に笑顔を絶やさずプロとして大きく羽ばたけるよう全力で努めてまいります。今日という日から 私たちは自ら選んだ道へと旅立ちます」と卒業の辞を述べました。
式典では,優れた学業・研究成果を残し最優秀賞と優秀賞に選ばれた修了生・卒業生が発表されました。それぞれ表彰状と記念品が贈られます。KCGI修了生に授与される「情報技術修士(専門職)」の学位記,KCGおよびKCGM卒業生の卒業証書・称号授与書などは後日郵送されますが,希望者には個別に手渡されます。
式典の後,オンラインで祝賀会が催されました。修了生・卒業生と教職員は,自宅などそれぞれの場所から「祝賀会場」に参加し,笑顔と歓声が広がる中で師弟の懇親を深めました。少人数のグループごとに分かれた会場では,思い出話に花を咲かせ,今後の夢を語り合いました。
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KCGグループは,学生および教職員の生命・健康を守ることを第一に考え,授業や学校行事をサイバースペースで実施するなど, 新型コロナウイルス感染拡大防止のため最大限の取り組みを続けています。
新型コロナウイルス感染症予防のためのKCGグループの対応 | 京都自動車専門学校
https://kyoto-jidousha.ac.jp/news/2021-04-15.html