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2020年度KCGグループ入学式をサイバースペースで挙行

2020年04月05日

動画配信を通じ入学式の式辞を述べる長谷川亘KCGグループ統括理事長
動画配信を通じ入学式の式辞を述べる長谷川亘KCGグループ統括理事長
 

京都コンピュータ学院(KCG)と京都情報大学院大学(KCGI),京都日本語研修センター(KJLTC),京都自動車専門学校(KCGM)のKCGグループ2020年度入学式が4月5日,サイバースペースを利用して挙行されました。新型コロナウイルス感染防止のため,3月20日の2019年度KCGグループ学位授与式・卒業式と同様,学内大ホールでの開催を見合わせ,長谷川亘KCGグループ統括理事長と茨木俊秀KCGI学長が動画配信を通じて式辞を述べ,新入生を歓迎・激励しました。専門知識と高度な技術を修得する意欲に満ちた若者たちが,今年もたくさんKCGグループの仲間に加わりました。みなさん,ご入学おめでとうございます。

式辞で長谷川統括理事長はまず,「新型コロナウイルス感染症の拡大防止,新入生,ご来場の皆々様,教職員の健康・安全を考慮しました」と入学式のサイバースペース開催に至る事情を述べました。そのうえで今から57年前に日本で最初のコンピュータ教育機関として設立され,これまでに5万人ほどの卒業生を輩出した本学の歴史と教育理念を説明。「卒業生・修了生は多数の企業で活躍しており,役員・社長を務める方々も多くいらっしゃいます」と紹介しました。そして,「みなさんは,今日から本学の一員です。在学中に,生涯の友となるような友人をできる限り多く作ってください。切磋琢磨して,十分に研鑽を積んでください。優秀な先輩たちに続き輝かしい未来を切り拓いていかれることを願っています」と新入生を励ましました。

茨木学長は「現代はICT(情報通信技術)の時代と呼ばれています。その進歩をどの方向に導けばよいのか,これからICTを学び,ICTの世界で活躍しようとしているみなさんが,カギを握っているのです」と指摘。そして「本学で数年間しっかり勉強すると,ICTに何ができて,何ができないのかが判断できるようになるでしょう」と説明しました。また「本学はICTの知識を系統的に提供するだけでなく,幅広い応用分野で活躍できる人材を育てることを目標としています。本学では基礎から先端までの豊富な講義をそろえています。この機会を生かして,できるだけ幅広い知識を獲得してください」と求めました。

KCG,KCGIは新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策として現在,授業などの学校業務をサイバースペースに移転しています。授業については2020年度春学期開講を4月17日に繰り下げ,eラーニング(インターネットにより自宅でも学習できるシステム)形式授業へ切り替える準備を整えました。学生は登校することなく,自宅で自分のコンピュータを学校のサーバーに接続して授業を受けることになります。これによって教室等の閉ざされた空間に大勢の学生が集まるという危険な環境を極力避けることができ,ウイルス感染の危険性が格段に低くなると期待されます。合わせて新型コロナウイルスの感染拡大が学生の学習を阻害することのないよう配慮する目的があります。学内の事務作業も一部の例外を除いてサイバースペース内で実施することにし,教職員は原則テレワークとなっています。今回の措置期間は,感染状況や政府発表など動向を注視して判断することにしています。なお,4月1日から始まった新入生オリエンテーションは少人数に分散化し,閉鎖空間を作らないようにしたうえ,消毒も徹底するなど細心の注意を払い実施しています。

動画配信を通じ入学式の式辞を述べる茨木俊秀KCGI学長
動画配信を通じ入学式の式辞を述べる茨木俊秀KCGI学長

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