京都コンピュータ学院(KCG)の創立者で初代学院長である長谷川繁雄先生の命日を偲ぶ閑堂忌が,2015年7月2日,KCG京都駅前校と長谷川繁雄先生の菩提寺である百万遍知恩寺で行われました。長谷川繁雄先生は1986年7月2日に,享年56歳でご逝去されましたが,以来,毎年この日を閑堂忌として,情報処理技術教育のパイオニアとして尽力された長谷川繁雄先生のご遺徳を,学生全員と教職員が偲んできています。「閑堂」とは長谷川繁雄先生の雅号で,「世俗から離れ,瞑想にふける閑静な空間」を意味しています。
京都駅前校のホールで行われた記念講話では,KCGの創立者で現学院長の長谷川靖子先生が,「コンピュータ教育創造と普及の歩み‐KCGパイオニア精神52年の軌跡」と題して,コンピュータの黎明期に今後の情報処理教育の重要性をいち早く認識し,私塾からKCGを立ち上げ,その後も,日本での最先端のコンピュータ教育と海外でのコンピュータ教育の支援,京都情報大学院大学の設立,分散型コンピュータ博物館の認定と,常にこの分野の先陣を切ってきた本学院の軌跡を振り返りました。
講話終了後,学生と教職員はバスで百万遍知恩寺に移動し,長谷川繁雄先生の墓標に手を合わせて,先生の冥福とKCGのさらなる発展を祈りました。また京都駅前校の模擬店では,学生たちが手作りの焼きそばやホットドッグ,かき氷などを販売して,行事に活気を添えていました。